今回資生堂は、スキンケアをはじめとする化粧品ビジネスで培ってきた強みと、ヤーマン社の美容機器ビジネスの知見・技術と中国でのお客さまからの高い認知度を組み合わせることにより、新たな美の価値を提供していきます。
https://corp.shiseido.com/jp/news/detail.html?n=00000000002952
高木
アライアンス[業務提携]コンサルタントの高木です。
今回の目論見としては資生堂の中国市場での拡大が背景としてあるのでしょう。
元々、中国国内で知名度が高いヤーマンの顧客に対し資生堂はスキンケア商品を軸に顧客獲得を目指すのではないでしょうか。
このアライアンス[業務提携]はヤーマンの顧客基盤を資生堂が活用する方法です。
出資比率を考えても資生堂が65%、ヤーマンが35%という事もあり、マーケティングコストを掛けて中国市場での顧客獲得をしていくよりも、既にコミュニケーションが取れているヤーマンの顧客に対し新商材やタイアップ企画などを打ち出していくのでしょう。
出資比率を考えた時、合弁会社の場合50:50の比率が多いが、今回の比率は明らかに投資とリターンを考えた場合、初期から資生堂の方が恩恵があると見立てがつきます。
様々なアライアンス[業務提携]がある中で合弁会社は異文化同士の交わり謂わばお互いに血を流す(資金投与)契りなので上手くいく事を願います。